この本が巷で噂になる前に何かの雑誌でこの本の事を知った。
すごく読みたくって毎日のように図書館に通って(ヘロワクの近くにあるの) 今日やっと読むことが出来た。 自分自身が虐待に近いものを受けて育ってきたから余計に気になったのかもしれない。 内容は、まだ読んでない人もいると思うので言わないけれども かなり衝撃は受けた。 虐待って2種類あるんですよね。 1つは殺人事件になったりもする暴力による虐待と、 暴力などはないけど、まったく子供に関心がなく子供の世話を 完全に放棄する虐待(ネグレット)。 著者であるデイヴ・ペルザーさんは、その両方の虐待を受けてきた。 私自身、子供がいないからわからないこともたくさんあるけれど 自分のお腹を痛めて生んだ子になぜそのような行動(行為)がとれるのか? 母親だって、母親である前に一人の女であり人間だから 機嫌がいいときもあれば悪いときもあると思う。 でも、なぜそれを子供に?弱いから?自分の子だから?ストレス発散? 上にも書いたけど自分自身も虐待に近いものを受けてきた。 母親の愛情ってのは知らない。物心ついた頃から抱かれた記憶がない。 でも殴られた記憶だけはある。 自分の虫の居所が悪ければ、殴る蹴る髪をつかみ引きずり回す 「なぜ?わたし何か悪いことした?」と心の中で自問自答しながら殴られ続ける。 小学校にあがったら食事も作ってくれなくなった。 お昼は給食があるからいいけど夜は自分で作らないといけない。 作るのも親の許可がいる。 「冷蔵庫開けていいですか?」 「○○(食べ物とか)使っていいですか?」 許可がおりると使えるけど、作れるものなんか、高が知れてる。 なんか、毎日「玉子焼き」「ラーメンorうどん」だった気がする。 今でもそればっかり食べるのはそのせい? なんだか話がずれたので、ちょっと修正して… 私がこの本を読むにあたって興味があったことがあった。 それは保護されたあとの著者の言動。 幼少期に虐待を受け保護された子供は「感情をどう表したらいいのかわからないらしい」と 何かの本で読んだ。 嬉しいことがあってもそれを表現できない。 自分より弱い者(物)に自分が受けたことをする 本を読むと、やはり著者にも似たような傾向があったらしい。 「やっぱりそうなんや…」って思った。 自分自身も、少しあてはまるとこがある。 小さい時から親の顔色みて気を使って育ったせいか いつも人の顔色が気になる。 会話していて少し声のトーンが変わっただけで 「怒ったんかな?」「何か悪いことしたかな?」ってすごい不安になる。 連れにも「俺に気を使うな」と毎日のように口すっぱく言われる。 でも、できないんだな。甘えることも苦手。 甘えることを知らずに育ったから。どう甘えたらいいかわかんない。 自分自身でも、自分の性格や人格歪んでるなぁと多々思う。 これが昔の環境のせいなのかはわからない。 もしかしたら多少は影響しているかもしれないけれど この本の著者のデイヴ・ペルザーさんは、今、家庭を持ち息子さんもいるらしい。 「親に虐待された子は自分の子にも虐待する」 よく聞く言葉である。 でも、デイヴ・ペルザーさんは虐待することなく息子を愛し育てている。 これは世の中の虐待を受け育った人たちに影響を与えたと思う。 世の中にも虐待を受けたけれども地に足を付けて生きている人もいるし 虐待以上に想像を絶する出来事を経験して生きている人もいる。 私もそういう人たちの良いとこを習い生きて生きたいと思う。 #
by mikichako
| 2005-12-02 20:46
| リアルのらぅ
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